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苔の栽培方法

001_くりはら「苔」栽培講習会

 2017年10月23日、24日の両日、宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所の主催で、栗原市栗駒文字鍛冶屋の愛藍人・文字(アイランド・モンジ)およびセンター中山で、苔の栽培講習会を開催しました。
 宮城県では、中山間地の農業や林業の不振、衰退に歯止めをかけ、農業や林業の新たな振興を目指して、苔を中心とした産業の可能性を探るために、苔の栽培講習会を企画し、苔神に要請することになりました。
 23日、講習会の初日は、未明から大型大風21号が東北を駆け抜けましたが、午後1時の講習会開始の頃には、会場周辺の天候は落ち着き、雨も止んで、定刻通り会場の愛藍人・文字周辺の野外でフィールドワークを行い、苔の観察をしました。その後、3種類の苔の種の播種の実習を参加者全員で体験することができました。
 
  苔の観察フィールドワーク 愛藍人・文字
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  苔の栽培実習 愛藍人・文字
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 24日、講習会2日目は、台風一過の晴天に恵まれ、センター中山で、苔の生態や圃場の整備、栽培維持管理などについてスライドショーを見ながら、苔神の講座を実施しました。
 この日の講習を地元の大崎タイムズ社が取材し、後日、記事にするとのことでした。
 
  苔の生態、圃場の整備、栽培維持管理等の講座 センター中山
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 今回の講習会には、地元の人、林業関係事業者、栗原市地域起こし協力隊員、栗原市農林振興課など、総勢25名が参加して真剣に研修を受けました。
 講習会終了後、主催者の宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所の担当者は「今回の講習会を起点にして、新しい産業としての苔の栽培を着実に進めて行き、長期的な計画で地域振興の推進に努めたいです。」と話してくれました。
 苔神も応援します。                        By 苔神

002_京都_㈱小林造園_庭園のスギゴケ講習会

 2018年2月10日、京都市の㈱小林造園さんのお招きで、庭園のスギゴケ講習会を開催しました。
 京都には、苔庭がたくさんあり、その苔の美しさは海外からの観光客にも人気となっています。その庭園に使用される苔の大半がウマスギゴケなのですが、そのウマスギゴケが見るに堪えない状況にあります。京都だけではなく、日本全国のウマスギゴケが同じようになっています。
 庭園のウマスギゴケが衰退する要因の多くは、株の倒伏による枯死なのですが、それを引き起こす原因となっているのは、移植用の苗の不良、移植方法の誤り、移植後の管理の誤りにあります。特徴的なのは、ウマスギゴケを移植して2~4年後に、必ずと言ってよいほど、そうした倒伏枯死現象が発生しています。
 
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  庭園のウマスギゴケの現状
 
 庭園のウマスギゴケの衰退を防止するには、ウマスギゴケの生態を知る必要があります。自然界で自生するウマスギゴケとは異なり、庭園で育成するウマスギゴケは、環境の違いによる様々な生育障害を引き起こします。そのためにウマスギゴケの生態に即した育成処置を行わなければなりません。
 ㈱小林造園では社員教育の一環として、今回、初めて庭園のスギゴケを学ぶことになり、苔神が講習を実施することになりました。
 
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  講習風景
 
 講習は午前8時半から午後3時半まで、座学を中心に、①庭園のスギゴケの現状、②スギゴケの生態学、③スギゴケ苗の選別基準、④スギゴケの移植法と管理法、を講習し、実際に人工栽培された良質なウマスギゴケの苗を手に取ってもらい、現状の市販されている苗との違いを見てもらいました。最後に質疑応答を行いましたが、これまでのスギゴケの考え方と大きな違いが理解できたと、とても好評でした。                 By 苔神

003_胎内市坂井_苔栽培講習会

 2018年5月23日、胎内市坂井公民館で、苔の栽培講習会を開催しました。
 胎内市では、中山間地の農業や林業の不振・衰退に歯止めをかけようと、地域おこし協力隊員を募集し、新たな地域振興を目指しています。今年4月から協力隊員として赴任した朽網裕子会員が、苔を中心とした事業を起こそうと地域に提案し、今回、苔の栽培講習会を実施することになりました。
 講習会には、坂井集落の住民約13名が参加し、午前に種の採取、選別、洗浄、乾燥、刻種加工、播種と、栽培の実習を中心に研修を行い、午後に苔の基礎知識を学ぶ座学を行いました。
 
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   苔の種採取
 
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   選別、洗浄、加工作業
 
 講習会終了後、参加者が集まり、今後の苔の栽培事業の進め方について、具体的な計画を話し合い、今年度は、2反歩、5,000ケースのウマスギゴケ栽培を実施することとしました。さらには、参加者の中から、もっと苔を学んで様々な苔の事業の可能性を追求し、坂井地区を全国の苔事業のモデル地域にしたいと、日本苔技術協会に参加したい旨を申し出る方もいました。
 夢が叶うよう、苔神が応援します。             By 苔神

004_庭園のスギゴケ講習会_in 大宮

 2018年6月2日、大宮駅前のJA共済埼玉ビルの会議室で、庭園のスギゴケ講習会を開催しました。
 今回のスギゴケ講習会は、㈱嵐北商事の土田一義会員から、企画から準備まで、事務局となって運営して頂きました。講習会には、東京、埼玉、千葉、神奈川、長野、新潟の各地から15名の造園関係者が参加しました。
 講習会は、午前10時から午後3時半まで、①庭園のスギゴケの現状、②スギゴケの生態学、③スギゴケ苗の選別基準、④スギゴケの移植法と管理法、を講習し、庭園の苔を扱う造園業者にとって必要な、具体的な技術や知識を学んで頂きました。幸い、今回は5月に実施した京都・泉涌寺のウマスギゴケ修繕工事の事例を紹介しながらの講習で、参加した方々から、分かりやすい!とても勉強になった!との反応を頂きました。
 
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   講習風景
 
 庭園のウマスギゴケを扱う造園業者の方は、ほとんどウマスギゴケについて知りません。どんな苗を選び、どのように移植するのか、どのように管理するのか、何故そうしなければならないのか、苔神が事例に基づいた講習を致します。これからさらに多くの機会を設けるつもりでいますので、その際は、是非とも講習に参加して、スギゴケについて学んで下さい。
                                  By 苔神