苔の専門サイト 日本苔技術協会 > 苔の栽培方法 > ヤマゴケの栽培法

苔の栽培方法

001 ヤマゴケの栽培法

 福岡県柳川市でコケを使った盆栽や小品を製作、販売している「はなおと 柳川」の阪本協会員から、アラハシラガゴケ、ホソバオキナゴケ(総称してヤマゴケ)の扱い方を知りたいと問い合わせがありました。
 ヤマゴケの栽培方法について特別に研究はしたことはありませんが、苔神の経験を紹介します。
 
 まず、ヤマゴケの自生環境ですが、杉林の林道を歩いていると、杉の大木の根元に生えているヤマゴケは誰でも一度は見たことがあるでしょう。杉の大木の根元は雨が当たりにくいため、乾燥している場所のように考えますが、案外そうではないようです。大きな樹木は根から大量に水を吸い上げ、葉から水蒸気を放出しています。そのため、樹林地帯は水蒸気が大量に供給される環境にあります。
 
01%20yamagoke_1.jpg
 
 新潟の海岸地帯には松林が広がっています。砂丘地の松林にもヤマゴケが自生しています。砂地で乾燥しているように見えますが、松林の砂丘地は地下水が豊かで、案外、地面から放出される水蒸気が多いのです。つまり、ヤマゴケも水分供給の豊富な場所を自生地に選んでいるようです。
 
 杉林のヤマゴケは開けた明るい林道沿いに自生しています。砂丘地帯の松林も、ご覧のようにかなり明るい場所です。照度計で測ると、10000ルクス以上あります。林の奥まった暗い場所には、あまり見かけません。
 こうした観察から、苔神はヤマゴケの栽培は明るくて水分の多い環境を選んでいます。
 
01%20yamagoke_2.jpg
 
 とは言え、直射日光が長時間当たるような場所はさすがに乾燥が激しいので、生育は難しいようです。
 ヤマゴケの栽培はそれほど難しくはありませんが、ただ、時間がかかるので難しく感じるだけではないでしょうか。
ヤマゴケの栽培方法、詳しくは次回に!
  By 苔神

002 ヤマゴケの播きゴケ栽培法

 自生しているヤマゴケを根こそぎ採取したことがあります。翌年も採取しようと出かけたのですが、再生していませんでした。その後、6年間、観察を続けましたが、とうとうヤマゴケは再生しませんでした。苔神、未熟のころの話で、恥ずかしい限りです。

 播きゴケ法でヤマゴケの栽培を志す方は、手でつまみ上げられるくらいのコロニーに成長するまで、最低2年半~3年は覚悟したほうがよいでしょう。
 
02%20yamagoke_1.jpg
 
 培土は赤玉土小粒、バーク、砂をそれぞれ等量混ぜ合わせたものを苔神は使っています。要はある程度、保湿性のよいものであれば何でもよく、培土はあまり関係ないと苔神は考えています。
 ポット、プランターなどを使用するのが安全です。特に挿し芽箱はお勧めです。
播種の方法は他のコケと同じです。「苔の種の播き方」を参照してください。育て方のコツは乾燥を防ぐことです。
 
02%20yamagoke_2.jpg
 
乾燥を防ぐ手段として、遮光します。苔神は50%くらいの遮光ネットを使用します。
 上の写真のヤマゴケのポット栽培では、すだれを代用しています。遮光のあるなしを比較しました。
 また、ポットや挿し芽箱を勧めるのは、風除けを考慮しているからです。風はこれまた、乾燥を速める要素です。風を防ぎ、遮光することで、乾燥を防止しているのです。
  By 苔神

003 ヤマゴケの移植栽培法

 ヤマゴケの播きゴケ法栽培は時間がかかりますが、それ比べて、小さなコロニーを集めて移植する移植栽培は、案外、早く成長して、1年ほどで分厚い連続したコロニーになります。
 
 ヤマゴケの栽培で注意するのは、長期間の乾燥を避けることです。これはヤマゴケに限らず、コケは乾燥している間、成長しませんから、コケの成長を促すには、乾燥は避けたほうがよいのです。
 また、コケを成長させるには光りが必要ですから、できるだけ明るい場所で育てるのが、栽培のコツでもあります。
 ただ、光りが強ければそれだけ乾燥が速くなりますので、水分の補給に気を遣わなければなりません。
 
03%20yamagoke_1.jpg
 
 ヤマゴケのコロニーは灌水する時、苔の表面で水をはじく傾向がありますので、しっかりとした灌水が必要です。表面が濡れていても、コロニーの内部や土にまで水分が届いていないことがあります。
 上の写真、木鉢からヤマゴケが溢れるほどになっています。こうなると、少しくらい灌水しても中まで水は届きません。
 
03%20yamagoke_2.jpg
 
 少しふちが高くなっている容器で栽培すると、水は外へ流れずに土まで届きます。植木鉢にヤマゴケを移植する時も、水が鉢内に染み込むようにふち周りを押さえるとよいでしょう。
 ヤマゴケの移植栽培は案外簡単です。盆栽などによく利用されるのも、扱いが楽だからです。でも、そこまで育つのは容易なことではありません。自生ヤマゴケの乱獲は避けて、人工栽培で増殖して利用したいものです。
  By 苔神

004 ヤマゴケの育て方

 播きゴケ法でも移植法でも、ヤマゴケの栽培で必要なのは充分な光りと水分です。充分な光りとはどれくらいを言うのでしょう。
 太陽の直射光は10万ルクス以上ありますが、すだれや遮光ネット下では1~2万ルクスほどになります。曇り空の日は、3~7千ルクスくらいです。苔神はヤマゴケ栽培の明るさの目安として、昼間の照度が1万ルクスくらいを上限に、2~3千ルクスくらいを下限にと見ています。木陰になる半日陰がこんな明るさだと思います。
 
04%20yamahoke_1.jpg
 
 では、充分な水分はどれくらいなのでしょう。
 コケの育て方の解説書などに「乾いたら水をあげる」と書かれています。まったくその通りなのですが、コケだけに関わっているわけにはいきませんから、それは無理というものです。
 コケが枯死するなんて、よほど乾燥が続かない限りありません。それくらいコケは乾燥に強いのです。でも、乾燥が続くと、成長が止まります。コケを育てるときは乾燥を避けなければなりません。
 
04%20yamahoke_2.jpg
 
 乾燥を防止するために水分をやりすぎると、徒長してしいます。いたずらに茎高が伸びて弱々しい苗になってしまいます。
 地面に防草シートを敷き、その上に挿し芽箱で栽培する時は、おおよそですが、一日一回、たっぷりと灌水すれば、充分です。新潟地方では一日平均4~5ミリの降雨量なので、一週間の間に20㎜程度の雨が降れば灌水はしなくても充分だと考えています。
 乾燥を防止する方法は様々あります。容器内の培土を増やせば乾燥しにくくなります。培土の量が少なくても頻繁に灌水すれば乾燥しにくくなります。その他、遮光する、風を防ぐ、湛水中に置いて容器の底から給水する、など工夫は様々です。
 でも、様々に工夫すればしただけ、新たな問題が発生することがありますので、ご注意下さい。
  By 苔神

005 ヤマゴケについて

 自生しているヤマゴケを根こそぎ採取するのはご遠慮願うとしても、少しくらいならと採取される方は、きちんと育てて頂きたいと思います。
市販されているヤマゴケを購入された方も、せっかくですから大きなコロニーに育てて下さい。
 
05%20yamahoke_1.jpg
 
 ヤマゴケのやさしい育て方は、小さいコロニーを隙間なく並べることです。ポットでも植木鉢でも、コロニーとコロニーの間をあけずに移植すること、これがコツです。
 隙間を空けて移植することを株分け法とか、坪植えとか呼びますが、コロニーはコケが生育する上で重要な働きを持っています。コロニーがしっかりしていればいるほど、コケは育ちやすいのです。ですから、できるだけコロニーを壊さないように移植し、育てることが大切です。
 
05%20yamahoke_2.jpg
 
 ヤマゴケを欲しいと思う方は多いのですが、人工栽培を手がける人はほとんどいません。天然のヤマゴケを採取して販売すれば簡単なのですが、天然のヤマゴケは確実に減っています。
 宮崎県延岡市の前田エンジニアリング㈱さんは、吉田協会員が中心になって、昨年から本格的にヤマゴケの人工栽培に取り組んでいます。まだ市場に出荷できるほどに育ってはいませんが、コケの人工栽培を手がける人が増えてくれることは嬉しいかぎりです。
 あなたも、チャレンジしてみませんか。苔神が応援します。
  By 苔神

006 ヤマゴケの苔玉

 ヤマゴケで苔玉を作り、育てるのは、案外簡単です。屋内で育てる時はなるべく明るい場所で、でも強い直射日光を避けること、水を切らさないこと、この2点に注意すれば、ヤマゴケは確実に育ってくれます。

水を切らさないように注意しますが、水を切らさないというのは、苔玉の内部を乾燥させないということです。いろんな人がいろんな方法で苔玉の育て方を教えていますが、どんな苔玉でも、内部の土壌(あるいは乾燥ミズゴケ)を乾燥させてしまうと、コケの表面で水をはじき、吸水が難しくなってしまいます。

苔玉の内部の土壌の選び方で乾燥の度合いは異なりますので、水遣りの頻度も変えなければなりません。また、植物を植え込む苔玉では、植物が吸収する水分の量だけ乾燥が速くなります。つまり、苔玉は作り方によって水遣りの量や方法が違います。さらに、苔玉を育てる環境はそれぞれ異なりますので、その場所に合った水遣りをしなければなりません。これが分からないと、苔玉はうまく育ってくれません。
 
06%20yamagoke_1.jpg
 
 苔玉の育て方として、内部の土壌を乾燥させないことは大事なのですが、そのために容器の底に水を溜める方法を教えている方がいますが、これは注意が必要です。長期間、水を溜めたままにしておくと土壌が腐敗してくることがあります。苔玉の底が水と接している状態が、悪臭の原因だけでなく、コケが黒くなって弱る原因にもなります。
 また、室内での光量が不足すると、同じ現象が起こります。

 コケは茎葉体が伸びるにつれて、下部が枯死し、土壌化して行きます。コケを過湿に育てると異常に成長し、徒長してしまいます。徒長することによって、茎の下部の枯死(?)が早くなるのではないか、と苔神は考えています。(確認はしていません)
 
 写真のヤマゴケの苔玉は2011年2月に作りました。糸が見えなくなるほど育っています。ガラス容器に入れて育てていますが、容器の底には水は溜めません。室内で育てています。一日1回の霧吹きだけで育てています。時々、容器ごと全体を水洗いします。
心材には腐敗の元になる土壌は使っていません。(無土栽培法)
  By 苔神

007 苔の種で育てるヤマゴケ

 ヤマゴケを簡単に育てる方法がわかりました。
 苔の種は苔神のオリジナル製品ですが、これまでヤマゴケは扱っておりませんでした。それは、苔の種として販売するほどの大量栽培が難しかったからです。
でも、1年半ほどでヤマゴケを育てられることがわかったのです。
 そこで、ヤマゴケの苔の種を売り出しますので、その育て方をお教えします。
 
07%20yamagoke_1.jpg
07%20yamagoke_2.jpg
07%20yamagoke_3.jpg
 
 ヤマゴケの苔の種は、一袋でプランター1個分(約60㎝×20㎝)播種できる量です。
 プランターに培養土を半分くらい入れて平らに均します。苔の種を平均的に播種します。ジョウロで水をやり、木ゴテなどでしっかりと抑えます。遮光ネットをかぶせます。雨の当たる場所に置いて下さい。1週間雨が降らない時は、ジョウロでたっぷりと水をやって下さい。
 半年くらいすると薄く緑色のコロニーが広がります。1年ほどできれいなヤマゴケのコロニーが生えそろいます。
 ポットや植木鉢でも育てられます。ポットや植木鉢の場合は、写真のように、差し芽箱の中で育てて下さい。差し芽箱の底に、ビニールを一枚敷くと育てやすくなります。

 上の写真、プランターは10月2日に播種、ポットは5月1日に播種しました。
 この後、どんなふうに育って行くか継続してレポートします。
  By 苔神

008 苔の種で育てるヤマゴケ

 明けましておめでとうございます。
 今年も、コケの栽培記録を継続してアップして行きます。
 ヤマゴケの栽培記録です。
 ポットは2012年5月1日に播種。約8か月でこんなに成長しました。

08%20yamagoke_1.jpg
 5月1日 播種                                  9月25日
08%20yamagoke_2.jpg
 11月13日                                  12月31日
 
 プランターは9月20日に播種しました。まだ、3か月ですが、一面にうっすらと緑が広がってきています。前回、10月2日に播種と書きましたが、9月20日の間違いでした。写真撮影した日が、10月2日でした。

08%20yamagoke_3.jpg
 9月20日播種
08%20yamagoke_4.jpg
 12月31日
 
 この他にも、ヤマゴケの差し芽箱栽培を試験しています。
 ヤマゴケという名称は、いわゆる俗称です。シラガゴケ科、シラガゴケ属、ホソバオキナゴケ Leucobryum juniperoideum (Brid) MÜll.Hal. とアラハシラガゴケ Leucobryum bowringii Mitt. の2種類を区分しないでヤマゴケと呼んでいます。
 本来、シッポゴケ科にはヤマゴケ属、ヤマゴケ Oreas martiana (Hoppe & Hornsch.) Brid という種があります。ホソバオキナゴケよりもずっと小さく、見た目でも両者は似ているとは言えません。ですから、これからはヤマゴケという呼び名はやめて、ホソバオキナゴケ、アラハシラガゴケと分けて呼ぶことにします。ちなみに、苔神が栽培している写真のコケは、ホソバオキナゴケです。
  By 苔神

009_苔の種で育てるヤマゴケ

 ヤマゴケ(ホソバオキナゴケ Leucobryum juniperoideum (Brid) MÜll.Hal.)のプランター栽培記録を、忘れていました。前回のレポートから半年が経っています。
 
09%20yamagoke_1.jpg
 
 播種から8か月半ほど経ちます。観察は6月4日(火)。一面に新しい株が生えて来て、コロニーが形成されつつあります。このまま順調に行けば、一年ほどでシート状の苗になると思われます。
 コケの栽培で、苔の種を播く時期は何時が良いのでしょうか、とよく質問されます。
 自然の状態で栽培する時には、播種からおよそ3~5か月の間は水分を必要としますので、梅雨時を目指しての2月~3月頃が適当ですが、プランターや差し芽箱で栽培する場合は、何時播いてもそれほど影響はありません。プランターや差し芽箱に蓋や遮光ネットを被せることで、風を防ぎ、乾燥防止を果たしますので、多少の乾燥する時期でも、発芽し成長します。
 苔神のプランター栽培は、試験圃場に置いて、ほとんど灌水しません。放置状態と言ってもいいです。それでも、ちゃんと育ちます。栽培のコツは、プランターや差し芽箱など、少し深い容器で苔の種を播き、蓋や遮光ネットで風を防ぐこと、これが重要なのです。
 とはいえ、新潟とは気候の違う地域では、やはり乾燥の時期は少し不安ですから、時々、観察しながら灌水した方が安全です。一週間に一回の灌水で十分だと思います。
 皆さんの栽培はどうなっているのでしょう。もしよろしければ、画像をメールに添付して、苔神に送って下さい。ブログで紹介します。
  By 苔神

010 苔の種で育てるヤマゴケ

 2012年9月20日に播種しました。ヤマゴケ(ホソバオキナゴケ Leucobryum juniperoideum (Brid) MÜll.Hal.)のプランター栽培記録です。
 
10%20yamagoke_1.jpg
10%20yamagoke_2.jpg
 
 2014年1月10日に観察しました。
 少し雑草が生えていましたので、雑草を抜きました。きれいに生えそろっています。1年3ヶ月でこれくらい栽培が可能であることが、実証されました。№008_苔の種で育てるヤマゴケを見て下さい。一目瞭然です。
 これからはもう少し異なった様々な栽培条件について試験してみようと考えています。
 次回からは、2012年6月から続けている別のヤマゴケ栽培の試験についてレポートします。
By 苔神

011 ヤマゴケの差し芽箱栽培

 2012年6月6日に播種して、差し芽箱の蓋掛け栽培したヤマゴケ(ホソバオキナゴケ Leucobryum juniperoideum (Brid) MÜll.Hal.)の栽培記録です。
2年間の記録を一気に公開します。
 2012年6月6日
11%20yamagoke_1.jpg
 2012年9月27日
11%20yamagoke_2.jpg
 2013年3月19日
11%20yamagoke_3.jpg
 2014年5月7日
11%20yamagoke_4.jpg
 
 写真で、2年間の育ち具合がわかるでしょうか。実際は、コロニーは密に生えそろい、厚みは1センチ程になっています。もう十分に移植可能になっています。
 ヤマゴケ(ホソバオキナゴケ)の栽培では、風による乾燥、直射光による乾燥を避けることが成功の秘訣です。この意味で、差し芽箱を蓋掛けして育てる方法が、最も適切なのだと考えます。

By 苔神

012 ホソバオキナゴケ

 012 ホソバオキナゴケ

 ホソバオキナゴケ(Leucobryum juniperoideum Mull.Hal. 別名Leucobryum neilgherrence Mull.Hal.)はシラガゴケ科シラガゴケ属の一種です。通称ヤマゴケと呼んでいますが、よく似ているアラハシラガゴケ(Leucobryum bowringii Mitt.)と区別しないでヤマゴケと呼びます。正確に言えば、シッポゴケ科ヤマゴケ属ヤマゴケ(Oreas martiana brid.)という苔があり、似てはいますが別の種類です。
 よく似ている苔はたくさんありますが、中には全く別の苔ということもありますから、できるだけ正確に名前を呼ぶようにしたいものです。

 下の写真は、アラハシラガゴケとホソバオキナゴケを比較したものです。
 
12%20Leucobryum%201.jpg
12%20Leucobryum%202.jpg
 アラハシラガゴケ ①~④
 
12%20Leucobryum%203.jpg
12%20Leucobryum%204.jpg
 ホソバオキナゴケ ⑤~⑧
 
 コロニーの外観、茎葉体の外観(茎高2~3センチ)は勿論ですが、葉(3~10ミリ)のルーペ観察でもその違いは分かりにくいです。アラハシラガゴケとホソバオキナゴケを見分ける最も明瞭なのは、茎に明瞭な中心束があるのがアラハシラガゴケ(画像④)、茎に中心束がないのがホソバオキナゴケ(画像⑧)です。これは茎の断面切片を、200倍程度の顕微鏡で観察すると案外簡単に判別することができます。

 アラハシラガゴケとホソバオキナゴケはよく似ていますが、似ているのは、姿や形だけではなく、育て方もほとんど変わりありません。苔神は少し見た目で大型のアラハシラガゴケよりも、見た目できめの細かいホソバオキナゴケが好みですから、もっぱら、ホソバオキナゴケを栽培しています。                          By 苔神