苔の専門サイト 日本苔技術協会 > 研究レポート > 001_苔の苗 ドライシート 特許(登録)査定

苔の研究レポート

001_苔の苗 ドライシート 特許(登録)査定

 苔神工房は2013年に「苔の苗 ドライシート」を特許出願しましたが、この10月、特許(登録)査定となりました。現在、登録手続きを行っています。
 苔神の特許「苔の苗 ドライシート」は、栽培した苔の苗を洗浄、乾燥して休眠状態にし、袋に密封したものです。袋から取り出した苗に水分を供給すると、苗は再生します。苔神の試験では保存期間は半年程度と考えます。半年を過ぎると、少しずつ再生力が落ち、再生までの時間がかかるようになり、1年間経過したものは、再生はしますが、再生するまで半年程かかります。
 
01_kokenonae_1.jpg

     苔の苗ドライシート DEHYDRATED MOSS        ハイゴケ Hypnum plumaeforme Wilson.

01_kokenonae_2.jpg

  エゾスナゴケ Racomitrium japonicum Dozy & Molk.  ホソバオキナゴケ Leucobryum juniperoideum Mull.Hal.
 
 「苔の苗 ドライシート」はメンテナンスフリーで長期間保存できます。軽量で取り扱いが容易であること、店頭販売では展示スペースが最小で済みます。他に、海外輸出での植物検疫もクリアーします。既に、少量ですがアメリカ、フランス、スペイン、ポーランドなどに輸出実績があります。
 現在「苔の苗 ドライシート」はハイゴケ、エゾスナゴケ、ホソバオキナゴケを試作販売していますが、今後、量産体制が整い次第、製品化を進めてゆく予定です。
  by 苔神