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苔の研究レポート

001 こけ玉の作り方は簡単

「こけ玉の作り方や育て方を教えてほしい」という問い合わせが来ます。
 こけ玉を作るのは簡単です。植物の根の部分を玉状にして、周りをハイゴケで包み、糸で縛れば出来上がりです。
 ずいぶん以前のことですが、NHK趣味の園芸でこけ玉の作り方が掲載されました。植物の根の部分を玉状にして、周囲にケト土を貼り、ハイゴケで包み、糸で縛る作り方でした。これがブームを呼んで、こけ玉人気が高まりました。
 
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 ところが、このこけ玉は乾燥するとケト土が固く締まって容易に水を受け付けなくなってしまい、枯らしてしまう人が続出しました。
 そこで、浅い皿に乗せて水を溜め、乾燥しないように工夫するとともに、乾燥した場合はこけ玉を水の中にドブンと浸けて給水するようにしました。
 ところが、お皿に水を溜めておくと、水のやりすぎで植物が根腐れを起こすようになったばかりか、コケが黒ずんで来て腐敗してしまうようになりました。中には、カビが生えて、くさいにおいを部屋中に発散させるこけ玉もありました。

「こけ玉は作るのは簡単だけど、育てるのが難しい」というふうに、みんなが考えるようになり、こけ玉のブームは少し下火になりました。
 苔神も、一通りそれを経験しました。
 では、こけ玉を育てることの、何が難しいのでしょうか。どうすれば上手に育てられるのでしょうか。
 そのあたりの技術について、これから順次、レポートして行こうと思っています。
  By 苔神

002 茶色のこけ玉はこけ玉じゃない?

 作ったこけ玉を何年、育てましたか?と尋ねます。
 半年以内でダメになったという人が、一番多いです。
 一年以上育てています、という人のこけ玉を見せてもらいましたが、植物は成長していましたが、コケはほとんど瀕死の状態でした。
 
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 こけ玉のコケが茶色になってしまったら、見た目で死滅した、と考えてしまいますが、たいていの場合、コケは死滅してはいません。そこから、再び緑色に蘇ることが結構あります。苔神のこけ玉は夏の乾燥時に、ほとんど茶色になってしまいますが、しばらくすると復活します。
 コケが死んでしまう、なんてことは滅多にありません。かなり過酷な条件下でも、コケは生き延びてゆく丈夫な生き物です。しかし、観賞用のこけ玉が茶色になったのでは、見るに堪えませんから、やはり、こけ玉のコケはこんもりとした緑色のコロニーでなければ死んだも同然なのでしょう。
 何故そうなるのでしょうか。
 こけ玉のコケが駄目になる理由は1つしかありません。
「水分と光りの供給バランス」が悪いからです。
特に室内で育てる時、光量不足になりやすく、この時、水分を供給過多にすると、コケは弱って黒ずんできます。1か月くらいこの状態が続くとコケは死んでしまいます。
 逆に光量が多く、水分が不足すると、コケは白くなって枯れてきます。
コケを育てるには、水分と光りのバランスを取る必要があるのです。
  By 苔神

003 水分過多のこけ玉

 店頭で売られているこけ玉は、店頭に並べられてから1か月程度までは緑色のきれいなこけ玉です。注意深く観察すると、いつも水分を含んでしっとりと濡れています。
 コケは水分を含むととてもきれいに葉を広げます。乾燥していると葉が縮まってちりちりした感じになり、あまりきれいには見えません。商品としてきれいなコケを見せたい気持ちで、毎日せっせと水をあげるのです。
 店頭での照度はおよそ1000ルックス程度です。このくらいの照度で毎日せっせと水を上げると、水分過多のこけ玉になってしまいます。
下の写真はあるお店のこけ玉をこっそりと撮影しました。(お店の人、ごめんなさい)
 
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 このこけ玉はあきらかに水分過多になっています。触るとコケ(ハイゴケ)の部分がヌルヌルし始めています。このままだと、10日程も経つと全体的に黒くなってコケが死んでしまうことでしょう。
 このお店の方はコケの扱い方(育て方)を知らないのだと思います。
 コケは水の中に浸けたままでも2~3週間は生きています。が、そのままの状態が長く続くとやがて死んでしまいます。長く持っても1~2か月です。
 しかし、乾燥状態に置くと4~5か月は生き続けます。コケは乾燥すると葉を縮めて仮死状態になって生命を維持します。その後、水をやれば再び成長を始めます。
 水分過多の状態で、何故、コケが駄目になるのか、そのメカニズムは不明ですが、考えられるのは、呼吸困難、浸透圧による細胞破壊、雑菌の繁殖による腐敗などです。このあたりの研究が進むといいのですが。
 経験と観察によれば、コケは湿潤と乾燥が適度に繰り返されることで、健全な成長をすると言えます。もちろん、コケの種類によって水分の量や光りの量は異なります。ハイゴケはかなり明るい光量の環境を好む種類です。
  By 苔神

004 育てる苔玉

 こけ玉のコケはちゃんと育ちます。
 
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 上の写真、2009年3月に制作した20センチ径のこけ玉です。右の写真、2009年5月16日には、表面にハイゴケが育ち始めています。
 
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 上の写真、2009年7月29日、しっかりとしたコロニーが出来上がりつつあります。
 育てる場所は庭の一角で、半日ほど日が当たります。
 
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 上の写真、2011年11月1日です。
 ハイゴケのコロニーが、一回りほど大きくなって、鉢をはみ出しています。さつき「立山の舞」を飾ってみました。
 この苔玉および苔玉の栽培方法は、特許を取得しています。
  By 苔神

005 苔玉インストラクター養成講座

 こけ玉の作り方を教えて欲しい、と考えている人がたくさんいます。インターネットや書籍などで苔玉の作り方が紹介されていますが、その通り作っては見たものの、育てることが出来なかった、という人たちです。
 そんな人のために、苔玉の作り方、育て方を教え、将来、苔玉教室を開いて、苔玉づくりを教えることが出来る苔玉インストラクターを養成する講座を開設しました。2010年10月14日に第一回講座を開催。下の写真は苔玉インストラクター養成講座の第一期生たちです。
 
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 苔玉を作るのは誰でも簡単にできますが、誰もが苔玉を簡単に育てられるわけではありません。
 では、苔玉を育てるのは難しいのか、という疑問が湧いてきます。
 苔神は、苔玉の作り方によって、育てるのが難しいものと、そうでないものが生まれると考えています。

 苔玉を育てるのを難しくしている原因は、いくつかあります。
 もっとも大きな原因は、植物の根周りの土を丸めて土団子を作りますが、その土を固く締めすぎてしまうことです。ほとんどの苔玉はハイゴケを土団子の周囲に巻いて、糸で固定しますが、まず、土団子を丸める時に固く締めすぎる、ハイゴケを糸で固定する時に固く締めすぎる、こうして土が固く締まると、植物の根が傷んでしまうのです。
 しかし、だからといって、土団子をやわらかく丸めるのは至難の業ですし、ハイゴケをゆるゆるに固定してしまうと、苔玉の土団子の土が流失し、形が崩れ、やがてコケまで剥がれてしまったり、うまく育ってくれなかったり、トラブルになります。
 苔が動かないようにするのは、苔を育てる時の基本的なことです。苔の栽培を経験すると分かるのですが、雨や風によって苔が動くと、苔は育ってくれません。
 苔はしっかりと固定されて動かず、しかも土団子の土は柔らかい、そんな苔玉を作れば育てることはそんなに難しくはありません。5年、10年と歳月を掛けて育てる苔玉の作り方を、講座で教えています。
  By 苔神

006 ケト土の代わり

 苔玉づくりにケト土を使う利点は、植物の根鉢を玉状にまとめ易いことです。その代りに、乾燥すると固くなり、水分を吸収しにくくなる欠点もあります。
 苔神はケト土の代わりに布を使います。ケト土を使うよりはるかにやさしく、植物の根鉢を玉状にまとめることができます。乾燥しても固くなったり、水分を吸収しにくくなったりしません。そして何よりも、手が黒く汚れることがありません。

 11月2日、天気の良い日でした。新潟市秋葉区の丘陵地帯を歩いていて、スミレの花がつぼみを付けているのを見つけ、苔玉を作りました。
 
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 落ち葉の中から顔を出すスミレ。落ち葉を除けて根周りを確かめます。
 
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 根を傷めないように掘り出し、布で包み、糸で軽く固定します。
 
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 近くに生えているハイゴケを採取して根鉢を包み、糸で固定します。小さな皿に乗せて窓辺に置いて育てました。一週間後、薄紫の花が咲きました。
 使用したのはハンカチ程度の布と糸です。布がなければ笹の葉を代用して作ることもできますが、水分の吸収力では布が一番です。
  By 苔神

007 無土栽培

 土を使用しない苔玉づくりは、苔の生態的な特徴を踏まえた苔神のオリジナルの技術です。(特許申請中)
 
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 苔神の実験では、全く土も使わず、紙も布も使わず、苔の茎葉体だけで苔が育つことが確認されています。上の写真はその一例です。左はスギゴケ、右はハイゴケです。
 苔は茎葉体が密集することで、そのコロニーの内部空間に水蒸気を貯留し、生育に必要な水分の供給源の機能を果たします。もちろん、この人工的なコロニーは乾燥が早く、水の供給に注意が必要ですが、苔はちゃんと育ちます。
土は、植栽を育てる上で重要な役割を果たしますが、苔は土がなくても育ちます。苔にとっては、土はただ動かないようにつかまるだけの土台でしかありません。
 
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 上の写真は苔の玉ですが、土は使用していません。左はハイゴケ、右はホソバオキナゴケで、苔の玉の中は、紙と布です。
 紙も布も水を吸収して、水蒸気を発します。この水蒸気の発する所に苔が固定されていれば、苔は育ちます。
 単純な原理なのですが、これが蘚苔類の生態の最大の特徴でもあるのです。
 ご存知のように、蘚苔類と他の植物を分ける特徴の一つに、維管束を持たない、あるいは維管束の機能を持たない、というのがあります。維管束というのは、根と葉とを連結して水分や養分を運ぶ機能を果たす器官です。このため、根を切除された植物は、大抵、枯死してしまいます。
 しかし、苔は根を切除しても生き続けます。茎や葉が直接、水蒸気や水分を吸収して成長を続けるからです。成長を続けながら、再び、仮根を発生し、隣り合った株同士で絡み合い、風や雨に動かされないようにコロニーを発達させます。
 苔を育てる上では、とても重要な性質なのです。
  By 苔神

008 苔玉の野外講習会

 11月23日、秋葉区金津で野外講習会を開きました。苔の観察と、野草の苔玉つくりを実施しました。苔玉インストラクター養成講座のメンバーです。苔神はこの日、孫と一緒でした。
 
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 この時期にしては珍しく穏やかで温かい日でした。午前九時、石油の里物産館駐車場に集合し、駐車場周辺の苔を観察した後、山道をぶらぶらと歩きながら野草を採取し、その場で苔玉づくりの講習です。赤い実を付けたアリドオシ、ヤブコウジ、フジの幼苗、小笹、シダ、花芽を抱えたショウジョウバカマ、など、思い思いの苗を選びながらの講習でした。
 苔も、ハイゴケ、トヤマシノブゴケ、ヤマゴケ、ハネヒツジゴケなどを使用しました。
 野草を苔玉に仕立てる時に注意しなければならないのは、植物の根が意外と深く大きく張っていることです。根を傷めないように採取するには、植物の根がどのように土中に広がっているかを知っていなければなりません。
 また、そうやって採取した植物の根の始末の仕方を覚えておかないと、やたらに大きな苔玉になってしまいます。そんなことも講習で学びました。
 半日の野外実習でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。
  By 苔神

009 苔玉の植木鉢

 少し極端な言い方になりますが、苔玉を育てにくくしている原因は、苔と植物とを同じ環境で育てようとしていることです。自然界で苔と同じ場所に生えている植物はそんなに多くはありません。苔と一緒に植物を育てることは、簡単ではないのです。
 でも、苔は苔、植物は植物で育てれば、それほど難しくはありません。

 苔神の苔玉づくりは、基本的には、苔は苔、植栽は植栽、と分けて考えています。下の写真は苔玉の植木鉢造りです。観葉植物のポットがそっくり入るように作っています。ポットの入れ替えができます。
 
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 こちらは陶器の植木鉢を苔玉に仕立てました。苔玉インストラクター養成講座で制作した苔玉の鉢です。苔はハイゴケ、植栽は白芽八ツ房エゾ松です。
 
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 土を使用しない苔玉にはいろいろな特徴があります。
 まず、苔だけの苔玉を作り、苔を育てる最良の環境下で苔玉を育成し、苔が十分に育ち、充実したコロニーが出来上がってから植栽を挿入することができます。
 こうして作る苔玉は、植栽部分と苔玉部分が分離していますから、他の植栽に植え替えたり、植栽部分の土の入れ替えも可能になります。また、植栽部分と苔玉部分が分離していることから、水分供給もそれぞれに調節して給水することが出来ます。
 何よりも、苔だけを苔玉に作りますから、土を使わずに作ることが出来ます。また、植栽の根鉢を考慮する必要がありません。苔を育てやすく作る、それだけを考えて作りますので、苔が育ち易い苔玉なのです。もちろん、植栽部分は独立していますから、苔玉に影響されることなく植栽にあった育て方ができます。
 苔神は、何よりも苔がきれいな苔玉を作りたいと思っています。
  By 苔神

010 植木鉢を苔玉に

 ミニバラのプラ鉢を買ってきました。鉢受け皿も使います。プラ鉢に苔を付けて苔玉に作ります。
 
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 ポインセチアのプラ鉢を買ってきました。鉢受け皿も使います。プラ鉢に苔を付けて苔玉に作ります。
 
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 ミニバラもポインセチアも、プラ鉢に入ったままですから、このまま鉢植えを育てるように水やりをします。苔玉の下部は鉢受け皿で、安定しています。また、鉢受け皿には穴を開けてあり、お皿に少し水を入れておけば、苔玉にだけ底面給水をするようになっています。
 苔神はこうして作った苔玉を庭に投げておきます。自然に苔が成長して来ますし、植栽も元気に育ちます。何よりも、簡単に作ることが出来ます。もちろん、苔玉は土を使わない無土栽培です。
 このように、苔の生態や性質を把握すると、苔玉は様々なアレンジが可能になってきます。
  By 苔神

011 苔玉のオブジェ「こけびな」

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 苔玉のインテリアオブジェです。日本苔技術協会の苔玉インストラクターを目指す小山真矢子会員の発案で、苔玉の内裏雛を制作しました。男雛と女雛の雰囲気が伝わるでしょうか。
 受け皿に水を注いで、室内で育てるように作られています。もちろん、室内用ですから土は使っていません。無土栽培です。
 小山さんはこの「こけびな」を、来年の桃の節句に間に合うようにと、今、懸命に制作していますが、出来上がったら、欲しい人に分けてあげたいということです。年明け早々、小山さんのアメブロ「小山真矢子★りちぇるdays」で紹介するということです。
 ブログのカテゴリー「こけ玉、小盆栽」には、苔玉インストラクターに挑戦する小山さんの楽しいつぶやきを見ることができます。一度、訪問してみて下さい。
 新年が楽しみです。小山さんのブログは、加盟会員サイト リンクからどうぞ!
  By 苔神

012 苔玉の一輪挿し

 土を使わないで苔玉をつくることで、オブジェの造形に自由性が生まれます。
 
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 写真:左は苔玉インストラクター養成講座で制作した「苔玉の一輪挿し」です。苔玉の中にガラス容器が仕込まれています。写真には造花が入っていますが、手前はガラス容器が2個の苔玉です。
 写真:中は行田市の増田会員が制作している「森の妖精ヌーボ」です。陶器の妖精の頭上に苔玉が乗っています。→会員リンク ますだ造園土木へどうぞ!
 写真:右は苔神オリジナルの「こけフラ」です。「こけびな」のハワイ版といったところでしょうか。
 土を使わない苔神の無土栽培法は、室内でコケを育てることを前提とした新しい苔の栽培法です。ここから様々な作品が生まれてきます。どんなアイデアが飛び出して来るか、わくわくすると同時に、新しい苔玉の世界が広がってゆくことを期待しています。
 無土栽培の苔玉の作り方は、苔玉インストラクター養成講座で学んで下さい。
  By 苔神

013花こけ玉の制作体験会

 3月17日(土)、イーヒルズ河渡住宅展のイベント会場で、花こけ玉の制作体験会が行われました。
 
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 材料の花苗はミニバラとカランコエ。
 花苗を普通のこけ玉に仕立てるのは結構難しいものです。花苗の根は柔らかいひげ根が多く、培土も柔らかいものが多いので、根鉢を丸める時に、培土が締まって根を痛めやすいからです。コケを巻くときにも根鉢を締め付けてしまいます。
 皿に乗せてそだてる時、過湿になり根腐れを起こしやすくなります。
 苔神の花こけ玉は鉢構造のこけ玉に仕立て、コケは底面給水の無土栽培、花苗は植木鉢構造になっていますから、花苗と苔との給水が分離されています。従って、花苗の培土は柔らかいままですし、花苗の給水は底に抜けて根腐れを起こすこともありません。底に抜けた水は皿に溜まり、コケに給水します。
 花苗を枯らさないように水やりを心がけるだけで、苔も育ってくれます。後は明るい場所に置くだけです。
 鉢にコケを巻きつけるのも、植木鉢に巻くので苗を傷める心配がありませんから、初めての方や子供にも簡単に作ることが出来ます。
 制作体験会場では、花こけ玉を一人、15分くらいで作りました。
 3月25日(日)にも体験会があります。無料で体験できますから、気軽に参加して下さい。もちろん、作った花こけ玉はお持ち帰りです。
  By 苔神

014 ショウジョウバカマ

 苔玉のショウジョウバカマの花が咲きました。
 昨年11月23日に、秋葉区金津で野外講習会を実施した時に制作した苔玉です。ショウジョウバカマはハイゴケで、赤い実のアリドオシはヤマゴケです。
 
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 写真上段は昨年、製作した時の作りたての苔玉、下段は4月17日に撮影したものです。
 花は薄いピンク色です。葉は赤く色づいています。一方、アリドオシは赤い実はそのまま残って、やや茎が伸びました。ハイゴケもヤマゴケもあまり成長していません。苔は冬期間、あまり成長しません。

 4月15日(日)、仙台へ行ってきました。
西公園で開催されている「植木市」で苔玉講習会を開催しました。制作したのはミニバラの「花こけ玉」。会場では仙台の会員の皆さんとお会いしました。昨年は東日本大震災で中止となった「植木市」ですが、今年は桜のつぼみの下で開催できました。震災復興はまだまだですが、西公園の会場は賑やかでした。
  By 苔神

015 スミレ

 こけ玉のスミレの花が咲きました。
昨年11月2日に、秋葉区の丘陵地帯で制作したこけ玉です。スミレの花のつぼみを見つけて、その場でハイゴケで包み、こけ玉にしました。006「ケト土の代わり」に紹介しました。
 
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 制作して1週間ほどで花が咲きましたが、その後、花も葉も枯れて、雪の下で眠っていました。つい昨日、小さな花が咲き始めたのを見つけました。
 スミレは多年草ですから、冬越しの後、芽を出して花をつけるのは当たり前なのですが、去年の11月の花は、一体なんだったのだろう、と不思議に思っています。
  By 苔神

016_布で作る苔玉

 ケト土を使わずに苔玉を作る方法について、たくさんのお問い合わせを頂きました。苔神はケト土の代わりに、布を使って苔玉を作ります。簡単に作れて、しかも育てやすい苔玉です。
 
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 上の写真、シクラメンは苔玉インストラクター養成講座で制作したシクラメンです。
銀杏を使って、布苔玉の作り方を紹介します。
 
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 材料は、銀杏の苗(実生で育てました。)と、布、皿代わりの土鍋、ハイゴケ苗(22×15センチ)、培土、糸。
 
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 銀杏苗の根を糸で丸くまとめます。根の周りを培土で丸め、布で包みます。
 
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 糸で固定します。根巻きの要領です。根鉢の下に、ビニールパイプの輪切りをかませて台にします。パイプごと、もう一枚の布で包み、糸で固定します。
 
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 ハイゴケを水で濡らし、布の周囲に張り付け、糸で固定します。パイプの部分にはハイゴケは付けません。皿に入れたとき、パイプの部分が水に浸かり、ハイゴケが黒く腐敗して来るからです。培土の玉は、パイプの分だけ上がっているので、皿の水とは縁が切れ、根腐れを起こしにくくなります。
 今回使用した土鍋は、さらに水抜き用の穴を開けてあります。
 簡単に作れますから、試してみて下さい。
  By 苔神

017 こけ玉の明るさと水やり

 こけ玉を棚に置いて育てています。雨はあたりませんから、水やりをしています。今年の夏は雨が降らず、2日に一回ほどの水やりは大変でした。
 こけ玉のコケが育つには、水だけではなく光りも必要です。
 
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 上の写真、なんとかコケが育っているように見えます。棚に置いていますから、前面は光量が豊富なのですが、後面が暗いのです。
 黒松のこけ玉の前面はハイゴケが育っていますが、後ろ側を見ると、白くなってしまっています。(写真下)
 照度計で計ってみると、前面は、天気の良い日で10000ルクス以上、雨の日で1500ルクス程度ですが、後面は、天気の良い日で1500ルクス程度、雨の日には200ルクス程しかありません。
 
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 また、水やりの方法にも問題があったと思います。
 水道につないだシャワーで水やりをするのですが、前方から吹き付けるので、後面側まで十分な灌水ができていなかったのです。
 コケを上手に育てるには、明るさと水分のバランスが必要なのですね。
  By 苔神

018 天寿園のこけ玉講習会

 新潟市の天寿園でこけ玉講習会をやっています。今年で3年目になりますが、4月から11月まで、月に一度、愛好者が集まり、季節の苔玉を作っています。
 9月19日(水)はナツヅタを布こけ玉で作りました。
 
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 参加者は皆さん苔に魅せられた苔女たちです。
 7月にはみんなでコケの観察フィールドワークを新津丘陵で行いました。現地では、ヤブコウジの布こけ玉も作りました。
 
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 こけ玉を作りたいという苔女が増えています。興味をお持ちの方は、天寿園売店の小森啓子さんにお問い合わせ下さい。携帯:090-4010-1629
  By 苔神

019 6センチミニ花こけ玉

 6㎝のミニチュアでかわいい手のひらサイズの花こけ玉です。
3月5日(火)新潟市中央公民館で講習会を実施しました。あいにく、この時期、ミニチュアの花苗が入手できずに、観葉植物のヘデラとアイビーをこけ玉に仕立てました。
 
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 使用するのは6㎝のミニ花苗です。様々な花が市販されていますが、なかなか手に入りにくいので、苔神は予約注文で入手します。
 4月28日(日)に、仙台市西公園の植木市で講習会を開催します。ミニバラ、カランコエなどの花苗をこけ玉に仕立て、お皿に乗せて育てます。たくさん作って、お盆に乗せると、ミニガーデンが楽しめます。
 
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<花こけ玉の育て方>
 浅いお皿に、カーペットの切れ端を小さく切って載せ、その上に苔玉を乗せます。ミニ花苗は液肥をあげて下さい。カーペットに水分を吸わせます。乾燥が早いのでご注意。明るい場所で育て、ときどき、お皿、カーペットを洗って下さい。
  By 苔神

020_フラワーアレンジメントで苔玉

 フラワーアレンジメントの教室でコケ玉を製作しています。
 8月21日(水)、新潟市のメディアシップで開かれている新潟日報カルチャースクール、横山恵里子フラワーアレンジメント教室を訪問しました。
 教室ではフラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーを手掛けていますが、夏場のこの時期、涼しそうなものをと、人気のコケ玉づくりにチャレンジしました。
 
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 使用するのは6㎝のミニ多肉植物と9㎝の観葉植物。布を使用したコケ玉です。普通はケト土やミズゴケなどを使うのですが、育てているうちにコケ玉の中の土が流失してこけ玉が崩れて来ます。土が流失すると、植物も弱ってしまいます。布を使用すると土が流れず、形も崩れません。横山さんは、日本苔技術協会の苔玉インストラクターの資格を取得して、コケ玉を指導しています。
 
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 受講生の皆さんは、初めての苔玉作りです。横山さんの指導で、およそ1時間ほどの間に、6㎝、9㎝の苔玉2つを作りました。
  By 苔神

021 無土こけ玉

 コケは土がなくても育ちます。こけ玉でも同じです。
 2012年2月に制作した無土苔玉です。2年間放置したまま育てました。直径4㎝のパイプを長さ4㎝に輪切りにして、ペーパータオルを丸めてパイプに糸で固定し、ハイゴケを巻き付けました。マッシュルームのような形状です。ペーパータオルの他に、布でも同じです。
 
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 この無土こけ玉を皿の中に10個並べて育てました。屋外に放置していますから、皿には雨水が溜まります。ペーパーこけ玉の底面は解放してありますので、底面から水を吸い上げて、こけ玉は育ちます。
 
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 半年くらいからハイゴケが伸び始めて、およそ2年が経過して、気が付くとコロニー全体が繋がって、大きなこけ玉になっていました。持ち上げても、コロニーが崩れることはありません。
 無土栽培の実証試験でした。
  By 苔神

022 こけ玉 in FRANCE

 こけ玉は、フランスでも人気上昇中です。
2014年5月15日、16日の両日、フランスからこけ玉作りをしているアドリエン ベナール( Adrien Benard )氏が苔神工房を訪れ、苔圃場見学、コケのフィールドワーク、ハイゴケドライシートを使った布こけ玉作りを体験して行きました。
ベナール氏は6年程前から、フランスでこけ玉作りを始めて、インターネットのアクアィト(AQUAPHYTE)というウエブサイトでアーティカルな作品群を発表、販売しています。昨年10月、パリ市内にこけ玉ショップを開店しました。カトリーヌ ドヌーブ(女優)も愛好するアクアフィトのこけ玉は、テレビ放映で紹介され、フランス国内に人気を博しているようです。
 一昨年、国際フラワーEXPOの会場で、苔神はベナール氏と出会い、苔についていろんな話をしました。それがきっかけで、ベナール氏はコケを栽培したい、コケを学びたい、こけ玉作りをもっと勉強したい、との強い意欲から、今回、来日しました。
 
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 新潟滞在の2日間、ベナール氏と苔神は、3カ所のコケ栽培圃場を見学し、近隣の里山でコケ観察のフィールドワークに勤しみ、最後は、苔神オリジナルのハイゴケドライシートを使った布こけ玉作りを受講しました。フランスでたくさんこけ玉を作っているベナール氏の糸巻きは、さすがに手慣れたもので、3個のこけ玉を30分ほどで作ってしまいました。感想を聞くと「布を使うのはとても簡単!ハイゴケドライシートも上質です!」と驚いていました。
 
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 ちなみに、先月、ハイゴケドライシートを、ベナール氏宛にフランスへ試験的に輸出しましたが、無事、検疫を通過して届きました。さて、ハイゴケドライシートを使った苔神オリジナルの布こけ玉が、パリの街にお目見えするのは何時のことなのでしょう。とても楽しみです。ベナール氏のウエブサイトaquaphyte.comは、加盟会員サイトリンクでアクセスすることが出来ます。
  By 苔神

023 こけ玉 in SPAIN

 こけ玉は、世界中で人気が高まっているようです。先日、突然、スペインからメールが届き、8月12日に日本へ行くから、こけ玉作りを教えて欲しい、とありました。スペインのマドリード在住のミゲール アパリシオ(Miguel Aparicio)という男性です。
 ミゲールはフランス人のベナールが苔神でこけ玉作りを経験したという前回の記事を見て、メールを送ったのです。諸外国の旅行は慣れているようなのですが、日本は初めてとのこと。まして、この時期、日本はお盆で帰省ラッシュです。慣れない英語のメールのやり取りで、ようやく、12日の午後に新潟へ到着しました。

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 ミゲールは12日、13日と新潟に滞在し、苔神の栽培圃場を見学、近くの公園でコケ観察のフィールドワークを経験し、そして、布こけ玉、無土こけ玉、ミニ盆栽、コケと石の盆景と、ハードなワークショップを受講しました。(日本苔技術協会の会員は、皆さんこのワークショップを経験します。)
ミゲールは、こけ玉を作っているアーキテクトデザイナーのガールフレンドに触発されて、コケの勉強を始めました。ガールフレンドは見よう見まねのこけ玉を作って、室内装飾に使っているようです。
 苔神が、「ガールフレンドにコケ作品の作り方を教えてあげたら?」と言うと、自分で作ったコケ玉を眺めながら「今回は一人で来ましたが、次回はガールフレンドと一緒に来ます。是非、ガールフレンドにも教えてあげて下さい。」とミゲールは苦笑いしました。一通りのコケの技術を学んだミゲールでしたが、全てをマスターしたという自信は無いようでした。
 
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 盆栽は、スペインでも本格的に学ぶことができるようですが、盆栽のコケを扱うのは、ただコケを土の上に乗せるだけで、その後の管理や育て方については、盆栽の先生も知らないそうです。こけ玉も、見よう見まねで作る人や、それを教える人もいるようですが、苔神のワークショップを経験したミゲールは「スペインでは、こんなに専門的に、学術的にコケを教えてくれる人はいません。私はとてもラッキーです。」と喜んでいました。
 ちなみに、これからも継続してコケを学びたいと、ミゲールは日本苔技術協会に参加しました。スペインの第1号会員です。
  By 苔神

024 こけ玉の本

 新年あけまして、おめでとうございます。
 本年も、よろしくお願い申し上げます。

 フランスで苔玉の本「L'art du KOKEDAMA 苔玉」が出版されました。2014年の10月のことです。著者は Adrien Benard(アドリエン・ベナール)、日本苔技術協会の会員です。

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 5月に新潟へ来て、こけ玉づくり、コケの栽培、コケのフィールドワークを学んで行きました。パリに帰って、早速、こけ玉の本を出版し、最新のこけ玉の作り方として、苔神で学んだ布こけ玉を紹介しています。ベナール会員の作る苔玉はその名の通りアートとして和の精神を表現しています。
 2015年1月23日から、パリで開かれるインテリア関連の展示会「メゾン・エ・オブジェ」に作品を出品することになっていますが、日本からも、高橋真由美会員が苔を出品します。ベナール会員と高橋会員は事前に打ち合わせて、何か共同のコラボレーションを実施するとのことですが、どんなものになるのか楽しみです。
  By 苔神

025 スカシユリのこけ玉

 スカシユリの球根をこけ玉に仕立てました。
 3月3日、新潟市中央公民館での苔玉講習で、スカシユリの球根をこけ玉に仕立てました。

   撮影:2015,03,03                            撮影:2015,05,10
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 スカシユリの芽が伸び出し、2ヶ月余りで花のつぼみが膨らみ始めました。順調に育っているのは良いのですが、屋内で育てているためか、茎高が1mを越えています。
 廊下の縁側に置いて育てていると、少しずつ、光りの射す方向へ茎が傾いて来ます。あまり傾くと倒れるのではと心配になって、スカシユリの向きを変えます。そうして10日程もすると、また、光りの射す方向へ茎が傾いて来ます。
 こんな調子で、定期的にこけ玉をくるくると回して、茎はうねうねと曲がってしまいました。
 それにしても、これだけの高さに伸びて、いつ倒れても不思議ではないのですが、危ういバランスでかろうじて自立しています。
 もう少しすると花が開きますが、花が咲いても、自立していられるのか、心配です。
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026 こけ玉講習会

 10月6日、20日、11月10日、3回にわたって新潟市社会福祉協議会主催のこけ玉教室に行ってきました。初日は、観葉植物を使って小さい布こけ玉を制作、2回目は懸崖仕立ての菊花のこけ玉、3回目は西洋カマツカのこけ玉を仕立てました。
 
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 受講生の皆さんはこけ玉を作るのが初めてということで、うまく作れるか、育てることができるか心配されていましたが、布で作るこけ玉はとてもやさしくあっという間に仕立て上げることができました。
 こけ玉の技術は糸巻きに始まり、糸巻きで終わりになります。糸で苔を抑えることで、苔が成長することができます。緩すぎても、強すぎても、苔の成長に影響を与えるので、平均的な強さで網目状に苔を抑えることが肝要です。          By 苔神

027 こけ玉インストラクター養成講座

 11月13日、鹿児島県の風呂谷信子会員がこけ玉インストラクター養成講座を受講するために新潟を訪れました。
 13日はフィールドワークでコケの観察とサンプル採取、コケの栽培実習、こけ玉の糸巻き実習をこなし、14日は一日をかけて、こけ玉づくりの技術実習を受講し、2日間の講座を終え、インストラクターの修了証を授与されました。

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 ↑実習作品を前にして                  ↑苔神の圃場でコケの栽培実習
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 ↑こけ玉制作実習                ↑布こけ玉           ↑鉢こけ玉
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 ↑ザルこけ玉              ↑布こけ玉              ↑ポットこけ玉

 日本苔技術協会の指導するこけ玉は、植物の根鉢を、ケト土に代えて布で巻く技術です。ケト土やミズゴケで制作したこけ玉は、潅水や雨で内部の土が流失し、玉の形状が変形するだけでなく、植物を弱らせてしまいます。また、根鉢を丸める際に、強く握ると土が固く締まり、植物の根を傷める原因になります。布でくるんでつくるこけ玉は土を柔らかい状態で固定し、さらには土の流失を防いでくれます。
 こけ玉インストラクター養成講座では、鉢やポットをこけ玉に仕立てる技術と、ザルを使ったこけ玉づくりの技術をマスターします。
鉢やポットをこけ玉に仕立てると、こけ玉と植物を分離したこけ玉が作れます。サボテンのような植物とコケは、水やりを分離して育てなければなりません。分離することで、植物の植え替えをすることもできます。また、ザルを使用したこけ玉は、大きな玉を簡単に制作することができます。
 これらのこけ玉は、特許技術が含まれており、インストラクターの資格を保持する人にのみ、使用許諾が与えられています。                                     By 苔神

028 スカシユリの苔玉 part 2

 昨年3月に制作したスカシユリのこけ玉、今年も芽を出しました。
 昨年3月3日、新潟市中央公民館での苔玉講習で、スカシユリの球根をこけ玉に仕立てたことは、レポート№025で報告しました。その後、5月10日には茎高1メートルを超えるまで成長して、自立していられるか心配だとコメントしましたが、どうなったのか、報告を忘れていました。
 
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   画像左:2015,5,10   画像中:2015,6,8   画像右:2016,3,23

 報告のおよそ1か月後、6月初めには大きな花が咲きました。さすがに自立することができず、支柱を立てました。(画像中)
 スカシユリの花は1か月ほど花をつけていましたが、やがて花は散り、冬にはすべて枯れ果て、球根を包んだこけ玉だけになってしまいましたので、外に放り出しました。

 つい先日、ふと気が付くと、こけ玉の中から、スカシユリの小さな芽が頭を出しているのに気が付き、室内の暖かい窓際に置きました。すると、めきめきと芽を伸ばし、ご覧のように丈夫そうな茎や葉が育ってきました。冬期間、茶色に変色していたハイゴケも新しい芽を伸ばし、少しずつ緑色が戻ってきています。
 球根は冬季に土から掘り出して、春に植え直すのがよいと聞いていますが、このまま今年も育ててみようと思います。時々、液肥(ハイポネックス)をやって、様子を見ています。花が咲くころに、またレポートしようと考えています。
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029 苔玉インストラクター養成講座 4月

 4月に苔玉インストラクター養成講座を開催しました。2泊3日の研修に4名の会員が受講し、インストラクターの修了証を授与されました。

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     画像左:原野令子(会員№0212-1679)       画像右:八鍬博敏(会員№0413-1681)

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     画像左:関尾和代(会員№0417-1682)       画像右:牧下玲子(会員№0425-1683)

 日本苔技術協会の苔玉インストラクター養成講座は、苔玉の制作技術の習得のみならず、苔の基礎知識を学び、苔の栽培技術を習得することが必須となります。インストラクターとして教室や講習会を開催する際に、参加者に提供する苔を自ら育てて頂きたいと考えているからです。また、製作した苔玉の正しい育て方を学び、普及するように指導しています。
 今回の講座に熊本県から参加された原野さんは、4月14日(木)の夜、新潟で地震のニュースに遭遇しました。幸いに家族と連絡が取れて、無事を確認することができましたが、ご自宅は被害に合われました。翌日、無事、福岡まで戻られましたが、現在は避難生活を送っています。一日も早く、安心して暮らせる日が来ますように願っております。
 今回の参加者、八鍬さんは埼玉県から、関尾さんはUSAテキサス州から、牧下さんは神奈川県から、それぞれ遠路からの参加でした。特にテキサス州から参加された関尾さんは、今後、USAでの苔玉や苔の栽培の普及に尽力して頂けると、大いに期待しています。
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030 スカシユリの苔玉 prt 3

 スカシユリのこけ玉、製作して2年目、今年も花を付けました。
 今年は6月10日に開花、茎高は1メートル50㎝でした。記録は取っていましたが、忙しさに紛れて報告が遅くなってしまいました。下の画像は6月17日です。
 
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 苔神では、苔玉やコケを室内環境下で育てる試験を続けています。このスカシユリの苔玉も3月以来、ずっと廊下に置いてあります。北西向きのガラス戸越しに、午後から少し日が当たり、割合に明るい環境なのですが、ガラス戸と反対側は暗いので、時々、苔玉をくるりと回してやります。そうしないと、写真のように、伸びたスカシユリの茎がどんどん明るい方に傾いてしまうのです。また、苔玉のコケにとっても、明るい側は成長しますが、反対の暗い側は少しづつ弱ってしまいます。室内で育てることの難しさ、しみじみと感じます。
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031 こけ玉インストラクター養成講座

 2016年6月から、4名のインストラクターが誕生しました。

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    左から北川:上原瑳記(会員№0513-1685):上原清美(会員№0322-1680):横山
 
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     画像左:渡辺雅浩(会員№0404-1457)    画像右:石田美佳(会員№0805-1693)
 
 埼玉県から母娘で参加した上原清美さん(認定№010)と瑳記さん(認定№011)、新潟県魚沼市から参加の渡辺雅浩さん(認定№012)、東京都世田谷区から参加の石田美佳さん(認定№013)の4名は、様々な課題をクリアーして、こけ玉インストラクターの資格が授与されました。
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033 大分県こけ玉愛好会

 2017年7月9日~18日、大分県に在住する会員の児玉博好さんが主宰する「大分県こけ玉愛好会」が、道の駅原尻で苔玉の展示会を開催し、多くの人が訪れ大変な好評でした。
 
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 「大分県こけ玉愛好会」は50名ほどの会員が集まり、児玉会員の指導の下、苔玉づくりを楽しんでいます。毎月定例で苔玉づくりを楽しみながら、時々、道の駅や公民館などで発表会を開いたり、展示会を開催しています。
 
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 今回の目玉は、植え替えのできるポット苔玉です。ポットの口径80㎜と60㎜のサイズで、花木苗を植えました。土を使用しないポット苔玉を、児玉会員が初めて作り、皆さんに紹介しました。初めて見る新しいこけ玉の作り方に、皆さん、驚いていたようです。
 「大分県こけ玉愛好会」への問い合わせは 090-3320-9237(児玉)にどうぞ。
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034 新潟南イオンカルチャー教室

 2017年7月24日、苔玉インストラクターの横山恵里子会員が講師を務めるカルチャー教室にお邪魔しました。この日は、5名のかわいい小学生の受講生たちが、口径60㎜の苔玉ポットの制作にチャレンジ。およそ1時間の間に、多肉植物とシノブの苔玉を2個制作しました。
 
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 上:新潟南イオンカルチャー教室 小学生の苔玉づくり
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 上:制作した苔玉 作った苔玉を育成中
 
 横山インストラクターは新潟南イオンカルチャー教室の他に、NHKカルチャー教室や新潟日報カルチャー教室でも活躍しています。7月中に60名の受講生に苔玉づくりを指導しました。
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