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苔の研究レポート

005 苔玉インストラクター養成講座

 こけ玉の作り方を教えて欲しい、と考えている人がたくさんいます。インターネットや書籍などで苔玉の作り方が紹介されていますが、その通り作っては見たものの、育てることが出来なかった、という人たちです。
 そんな人のために、苔玉の作り方、育て方を教え、将来、苔玉教室を開いて、苔玉づくりを教えることが出来る苔玉インストラクターを養成する講座を開設しました。2010年10月14日に第一回講座を開催。下の写真は苔玉インストラクター養成講座の第一期生たちです。
 
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 苔玉を作るのは誰でも簡単にできますが、誰もが苔玉を簡単に育てられるわけではありません。
 では、苔玉を育てるのは難しいのか、という疑問が湧いてきます。
 苔神は、苔玉の作り方によって、育てるのが難しいものと、そうでないものが生まれると考えています。

 苔玉を育てるのを難しくしている原因は、いくつかあります。
 もっとも大きな原因は、植物の根周りの土を丸めて土団子を作りますが、その土を固く締めすぎてしまうことです。ほとんどの苔玉はハイゴケを土団子の周囲に巻いて、糸で固定しますが、まず、土団子を丸める時に固く締めすぎる、ハイゴケを糸で固定する時に固く締めすぎる、こうして土が固く締まると、植物の根が傷んでしまうのです。
 しかし、だからといって、土団子をやわらかく丸めるのは至難の業ですし、ハイゴケをゆるゆるに固定してしまうと、苔玉の土団子の土が流失し、形が崩れ、やがてコケまで剥がれてしまったり、うまく育ってくれなかったり、トラブルになります。
 苔が動かないようにするのは、苔を育てる時の基本的なことです。苔の栽培を経験すると分かるのですが、雨や風によって苔が動くと、苔は育ってくれません。
 苔はしっかりと固定されて動かず、しかも土団子の土は柔らかい、そんな苔玉を作れば育てることはそんなに難しくはありません。5年、10年と歳月を掛けて育てる苔玉の作り方を、講座で教えています。
  By 苔神