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苔の研究レポート

008 苔玉の野外講習会

 11月23日、秋葉区金津で野外講習会を開きました。苔の観察と、野草の苔玉つくりを実施しました。苔玉インストラクター養成講座のメンバーです。苔神はこの日、孫と一緒でした。
 
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 この時期にしては珍しく穏やかで温かい日でした。午前九時、石油の里物産館駐車場に集合し、駐車場周辺の苔を観察した後、山道をぶらぶらと歩きながら野草を採取し、その場で苔玉づくりの講習です。赤い実を付けたアリドオシ、ヤブコウジ、フジの幼苗、小笹、シダ、花芽を抱えたショウジョウバカマ、など、思い思いの苗を選びながらの講習でした。
 苔も、ハイゴケ、トヤマシノブゴケ、ヤマゴケ、ハネヒツジゴケなどを使用しました。
 野草を苔玉に仕立てる時に注意しなければならないのは、植物の根が意外と深く大きく張っていることです。根を傷めないように採取するには、植物の根がどのように土中に広がっているかを知っていなければなりません。
 また、そうやって採取した植物の根の始末の仕方を覚えておかないと、やたらに大きな苔玉になってしまいます。そんなことも講習で学びました。
 半日の野外実習でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。
  By 苔神